🏆 国際会議 ACM CCS 2025 で Distinguished Paper Award を受賞!

BadAML: Exploiting Legacy Firmware Interfaces to Compromise Confidential Virtual Machines

Distinguished Paper Award

品川研究室の竹腰開さん(博士課程4年)が、2025年10月に台北で開催された国際会議 The 32nd ACM Conference on Computer and Communications Security (ACM CCS 2025) において研究成果を発表し、発表論文が Distinguished Paper Award を受賞しました。

本論文は、標準的なファームウェアインターフェースである ACPI 及び AML を悪用することで、CPUベンダーやOSに依存せずに機密仮想マシン(Confidential Virtual Machine: CVM)の内部で任意のコード実行を可能にする攻撃手法「BadAML」を提案しています。また、機密仮想マシンの信頼境界に基づくセキュリティポリシーを実施する防御策「AMLサンドボックス」を提案し、実際に提供されている18種類のクラウドCVMインスタンスにおいてその有効性を実証しました。

本研究は、機密VMにおいてこれまで見過ごされてきた攻撃面(attack vector)を明らかにするとともに、レガシーインターフェースの保護の重要性を示すものです。

本成果の実現に尽力いただいた共著者、協力者、そして関係者の皆様に心より感謝申し上げます。